フリーターから会社員を経て、元同僚と独立/清水様
独立・開業のきっかけは?
フリーターから会社員に転職したが、組織で働くのは合わなかった。高校1年生からアルバイトしていた回転寿司店で、卒業後もずっと働いていた清水さん。「そのままフリーターで寿司を握っていました。でも20歳を過ぎたころからほかの世界を見たみたいと思うようになったんです」
そこで一昨年の12月、新宿の不動産会社に転職。はじめての営業職に挑戦したが、組織で働くのは合わなかったという。
同僚とそんな話をする中で、「移動販売なら資金がなくても自分の店が持てる。一緒にやらないか?と誘われたんです。」それが現在の共同経営者、横山裕樹(22歳)だ。二人で独立することを決意し、今年の3月下旬に会社を退職。とはいえ知識も経験もない二人。とにかくインターネットでの検索からスタートした。
リラックスカフェを選んだ理由は?
一番の魅力は低開業資金。出店場所も紹介してもらいました。「インターネットで調べてみると、移動販売で開業資金の平均は200~300万円。そんな中で”RELAX COFFE”の194万2500円は魅力的でした。」さっそく二人で本部に行って説明を聞き、その日のうちに加盟を決意。開業資金は本部とも相談し、信用金庫の融資を受けることに。4月から1週間の研修を受け、車両の完成とともに営業を開始しました。開業に必要なものはすべて揃っているし、出店場所も本部から紹介してもらったので、開業はいたってスムーズ。
現在は月~金曜日は、本部に紹介してもらった大手ディスカウントストアに出店し、土・日は移動販売の機動力を活かして、フリーマーケット会場や競馬場など、人が集まる場所に出店している。
実際出店して失敗談などはありましたか?
「クレープを売るなら、まずは原宿」と、安易に出店して、注意されちゃいました!!「移動販売のクレープショップと言えば原宿」ということで、明治通り沿いのビルの前で開業していたときのこと。外国人の男性に「ここは私の私有地で僕が借りているんだ」と注意されました。よく考えれば原宿で売れそうな場所は、すでに誰かが借りているはずですよね。また、競馬場に出店したときに行列ができて捌ききれなかったことも・・・。事前にクレープ生地を焼いておくべきだったと、反省しました。
仕事の魅力・やりがいは?
昼はテイクアウトのカレーショップ、午後からはカフェ。自由度の高さも魅力。清水さんたちの店舗は、お昼にはカレーショップになるのが特徴。朝からカレーを仕込んで、11時半~1時まで西新宿のビル街でカレーを販売。自宅兼事務所に戻りカレー鍋を下ろし、さいたま市のディスカウントストアに直行する。午後3時から、その日の混み具合により深夜2時頃までカフェとして営業しているとのこと。「カレーは1日20食限定で、黒ゴマのカレーなど、オリジナリティーを追求しています。自分たちで工夫し、思い通りにできるのが楽しいですね。土・日の出店場所も、二人で相談しています。夏の間はビーチに出店しようと計画中。横山君は今日、下見に行っているんですよ。海岸で”RELAX COFFE”を見たら、是非寄ってください。」
お休みなどはありますか?
開業したばかりなので、決まった休みはありません。毎日仕事を楽しんでます。開業から約3か月、毎日営業しているので、決まった休みをとっていませんが、事業が軌道に乗ったら旅行に行きたいです。温泉とかいいですね。でも、店舗の運営は1人でできるので、軌道に乗ったら車両を増やしたいと思っているんですよ。そして移動販売でお金を貯めて、店舗を持ちたいという夢もあります。自営業なので休みはいつでも作れますが、今は仕事を楽しみたいと思います。